“頭部外傷後”の注意
頭を打った時には,脳にいろいろな変化が起こります。
とくに頭蓋骨(あたまの骨)の内側に出血が起ると生命に危険をおよぼすことが多いので注意が必要です。このような頭蓋内出血(あたまの中の出血)の症状は,頭を打った後すぐ起ることも,1〜2日,ときには数日たってから起ることも,またずっとおくれて時には数ケ月も経ってから起って来ることもあります。

ですから現在何も症状がなくても,十分注意しなければなりません。頭を打ったのち,元気だった人が急に死亡したりすることがあるのはこのような頭蓋内出血のためです。
この頭董内出血は,頭蓋骨骨折(あたまの骨折)とはかならずしも関係しませんから,頭の骨に異常がないからといって安心はできません。 そこで、つぎにかいた注意をよく読んでください。

そして手おくれにならぬまに連絡していただくか,専門の病院へ運ぶことが非常に重要です。
つぎのどれかがあるか,またはうたがわしいと思われる時にはすぐにご連絡下さい。
 
・頭痛(あたまいた)がだんだん強くなる時
・はきけやおう吐(食べたものを吐いたり,何も食べないのに物を吐く)が何回も起る時
・ぼんやりしてくる時、あるいはほっておくとすぐねむってしまい起してもなかなか起きない時
・視力(物を見る力)がよわくなったり,物が2重に見えたりする時
・手足が動きにくくなったり,しびれたりする時
・けいれん(ひきつけ)が起る時
・熟がどんどん高くなる時
なお小さい子供さんは,相当強く頭を打った時でも症状が出にくいことが多いのでたとえ元気にしていても1〜2日は目をはなさないことが大切です。
あたまを打ったのち少なくとも2〜3日は安静を保ち,1人で外出したりしないよう注意して下さい。
また病院へ患者さんを運ぶ時には,できるだけ振動の少ない乗物で短時間に運んで下さい。以上の注意を守り,余り神経質になることはいりません。
 
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