骨折
骨折とは?
骨折とは転倒などの際、骨に許容以上の強い力とストレスがかかった時、全身のあらゆる骨に起こります。
治癒の課程において年齢、骨折の程度によりますがほとんどの骨折は4−12週間で治癒し、子供の治癒期間は大人よりも早いのが一般的です。

子供の骨には骨の成長に関与する成長線(骨端線)が骨の端にあります。骨端線にかかる骨折でもほとんどの場合骨の成長には問題ないですが専門医によるチェックは必要です。

骨について
骨とは人間のフレームになる硬い組織で この骨格が軟部組織を支えたり守ったりしています。骨は生きた細胞、蛋白質、線維質、カルシウムやその他のミネラル質より作られています。骨は強固ではあ りますが力を加えるとたわんだりまた、強力な力により亀裂(ヒビ)が入ったり折れたりします。
 
骨折の種類
転位のない骨折

骨に亀裂(ヒビ)が入った状態。骨折した骨の形は正常で外観からは見分けはつかないがレントゲン撮影にて骨折線が見られる。症状も軽度の疼痛だけの場合がある。
転位のある骨折

骨が2つ以上の骨片に分かれてその骨片が転位しており変形を伴った状態。勿論外観からも変形がわかる。しばしば高度の疼痛を伴う。
開放性骨折
このタイプの転位のある骨折は複雑骨折とも言う。骨折した部の骨片が皮膚を突き破り露出した状態。出血が見られ細菌感染の危険がある。高度の疼痛を伴う。
 
治癒課程
治療にあたり医師は骨折の状態を把握しよりよく癒合するために骨折部端が密着し 最良のポジションになるように必要に応じて整復を試みます。
整復方法にはほとんどの場合皮膚の上からの整復(非観血的整復術)、また場合により手術による 整復〔観血的整術)があります。
整復後はシーネまたはギプスにより固定をします。
骨は生きた組織であり成長、修復を続けるため固定期間の間に特殊な細胞が 骨折部の間に侵入し新しい健常な骨の組織に置き換わります。
第1段階
多目的細胞が骨折部に侵入し損傷組織を速やかに除去します。そしてそれらの細胞は骨を構築する骨芽細胞になり骨折部のギャップを埋めます。

第2段階

骨芽細胞は骨折部の橋渡し(架橋形成)と新しい骨の基になるコラーゲンのフレームを作ります。コラーゲンとカルシウムの仮骨が骨折部の周りに形成され弱い仮固定ができます。カルシウムとリンの結晶とミネラルが骨を作り始めます。

第3段階
カルシウムとリンの結晶がコラーゲンでできたフレームに侵入してゆきどんどん新しい骨を作っていきます。そして時の経過とともに元の骨の形に形成され(リモデリィング)治癒します。
 
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